子どもの頃、両親や学校の先生に「背筋を伸ばしなさい」と言われた経験はありませんか?
最近では、パソコンやスマホなどの普及で気がついたら何時間も悪い姿勢を続けていたなんてことも…。
今回は、わかってはいるけどなかなかできない「正しい姿勢」についてお話したいと思います
姿勢が崩れるとどうなる?
姿勢が良い時は効率的に自分の身体を骨格で支えることができており、筋肉や靭帯などの軟部組織は疲労しにくくなっています。
しかし、姿勢が崩れてしまうと骨格で身体を支えることができず、軟部組織が代わりに働くことになり、本来は主に骨を動かすための筋肉が常に働き続けることになります。
その結果、筋肉は疲労のため短縮したり硬化したりしてしまいます。
短縮した筋肉は関節の動きを制限させ、その状態が続くと徐々に筋力が低下し、血液やリンパの流れを滞らせます。
そして、これが神経枝(しんけいし)や血管を圧迫・刺激して炎症をおこし、“痛みやしびれ”となるのです。
まずは正しい姿勢の理解から
身体を横から見た時に「耳→肩→骨盤→膝→くるぶし」の位置が一直線に揃っていれば正しい姿勢です。
身体を横から見た際の姿勢が良い(前面と後面の筋肉が均等に緊張した)状態では、骨格が効率的に身体を支えているため疲労しにくくなります。
反対に姿勢が悪いと身体の支えが非効率になっているため、重心のバランスを無意識に整えようと余計なエネルギーを消費してしまい疲労がたまりやすくなります。
自宅で簡単にできる!「正しい姿勢」セルフチェック
1. 腰のチェック
まずは壁際に自然に立ち、腰と壁の間に手のひらを入れてみてください。
腰と壁の間に入れた手のひらは、下記の(1)~(3)のどの状態ですか?
- (1)収まる隙間がない
- (2)腰と壁の間は手のひら一枚分では埋まりきらない
- (3)ちょうど手のひら一枚分収まった
- (1)
- 頭が前に突き出していて、骨盤が後ろに傾いています。
また、背中のカーブが少なくなっていて真っすぐ気味です。 - (2)
- 頭が中心より前にあって、あごが上がり骨盤が前に傾いています。
肩が前に出て背中が丸く猫背の状態となり、腰は反りぎみかもしれません。 - (3)
- 腰の反りは正常で良い姿勢です。
2. 肩のチェック
壁際に自然に立ち「あご」を引きます。
両肩は下記の(4)(5)のどちらの状態ですか?
- (4)壁につかない
- (5)壁につく
- (4)
- 両肩が壁につかない場合は頭が中心より前にあって、背中の丸みが強く猫背の状態となり、骨盤が前にスライドして背中が後ろに残っています。
- (5)
- 背中のカーブは正常で良い姿勢です。
セルフチェックで腰や肩の状態が(1)、(2)、(4)の場合は、姿勢が悪くなっている可能性があります。
そのような時は放置せず姿勢のバランスを整える必要があります。
姿勢不良にはカイロプラクティックが有効ですので、姿勢のことが気になる方はお気軽に当院へご相談ください。
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